トヨタ自動車は1月25日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品供給不足で稼働を停止している国内工場の一部の停止期間を31日まで延期すると発表した。1月の生産計画に対する減産影響台数は約9万3000台となる見通し。一方、2月の生産は1月に使う予定だった部品を活用することで減産幅を縮小させる。

仕入先の部品メーカーでコロナ感染が広がった影響で部品供給が滞り、1月は21、22、24日に11工場20ラインで停止した。その後、11工場19ラインで25日まで停止期間を延期し、さらに27、28、31日の3日間追加する。24日時点での減産影響は約6万5000台だったが、2万8000台増えることになった。

一方、1月の減産によって部品不足が緩和されることで、2月の稼働停止予定は当初計画の8工場11ラインから6工場7ラインに規模を縮小する。これによる生産上乗せ台数は精査中としている。