スズキは3日、車載通信機を介して車外とつながりさまざまなサービスを提供する「スズキコネクト」を新たに開始すると発表した。24時間つながるオペレーターサービスやスマートフォン(スマホ)のアプリでエアコン遠隔操作などを可能とする。24日に一部改良する「スペーシア」シリーズに導入する。

 コネクテッドサービス専用のコールセンターを設置し、事故時の自動通報や、あおり運転被害時にSOSボタンでヘルプネットセンターに連絡することが可能になる。パンクやバッテリー上がりなどトラブルの際にオペレーターがアドバイスする「スズキトラブルサポート」も提供。スマホのアプリでは、ドアロックやランプの消し忘れの通知と遠隔操作、駐車位置の確認などに加え、車検や法定点検の時期を知らせる機能も備える。

 スズキコネクトを初採用するスペーシアでは、全方位モニター付きメモリーナビゲーションとのセットオプションとなり、「スペーシア」の場合、価格は22万円(消費税込み)となる。また、コネクトサービスの利用には別途契約が必要となり、購入後1年間の利用料は無料とし、その後は月550円とする。