ブリヂストンは、コンベヤベルト事業から撤退すると発表した。将来的に収益と優位性の維持が難しいと判断したため。2024年末に完全撤退する。国内ではブリヂストン横浜工場や化工品技術センター、グループ会社のブリヂストン・エヌシーアールカンパニーのタイ・ラヨーン工場で製造・開発しているが、コンベヤベルト以外の製品も製造しているため、拠点は閉鎖しない。

 同事業のグローバル連結売上高は約112億円で、対象従業員数は国内で210人、ラヨーンで39人となる。従業員はグループ内での配置転換を基本に検討を進める。同社は23年を最終年とする「中期事業計画」の中で、多角化事業の再編を進めている。