ダイハツ工業は6日、東南アジア製部品の供給難で稼働を止めている生産拠点2拠点の停止期間を延長すると発表した。ベトナムでのロックダウン(都市封鎖)が長期化しているため。8月下旬から9月にかけての大規模減産を発表した8月20日時点では国内合計3万~4万台の減産幅を見込んでいたが、追加で5千台規模の影響が出る見通し。

 「トール」などを生産する本社工場(大阪府池田市)は13~17日、「ムーヴ」などを生産するダイハツ九州大分第2工場(大分県中津市)は13、14日の操業を追加で止める。両工場ともにすでに稼働を停止しており、合計の停止期間は本社工場が15日間、大分第2工場が10日間になる。