トヨタ自動車は1日、「ランドクルーザー(40系)」の補修部品を復刻し、来年初頭から順次、再販売すると発表した。40系以降についても復刻を検討する。

 「GRヘリテージパーツ」として「スープラ(A70/A80)」「トヨタ2000GT」に次ぐ復刻プロジェクト。ランドクルーザー40系は1960年の発売から24年間、世界各国で約100万台を販売した。トヨタによると、走破性や耐久性、修理のしやすさなどから今でも5万台ほどが現役で活躍しているという。

 近年、補修パーツの供給打ち切りが増え、顧客から不安の声がトヨタに寄せられ始めた。このため、世界各地の専門ショップやオーナーズクラブなどの要望を踏まえ、まずはランドクルーザー40系用補修部品の復刻を決めた。エンジンや駆動系、排気系などを中心に、サプライヤーと調整を進めている。金型が残っていない部品についても、必要なら作り直して供給するという。

 今後はウェブサイトでユーザーの復刻要望なども募り、復刻部品の検討に生かす。