フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、ティル・シェア社長、愛知県豊橋市)は12日、4年ぶりにマイナーチェンジした新型「ティグアン」を発売した。エクステリアデザインを刷新したほか、新しいパワートレインや最新の先進運転支援システムなどを採用して快適性や安全性の向上を図った。フォルクスワーゲンのSUVとして初めて高性能スポーツモデル「ティグアンR」を設定した。

 パワートレインは、従来の「1・4TSI」エンジンに代わって、新たに気筒休止機能付きの「1・5TSI」エンジンを搭載。最高出力110キロワット、最大トルク250ニュートンメートルを発生する。トランスミッションは7速DSGを組み合わせた。ティグアンRは、最高出力235キロワット、最大トルク420ニュートンメートルの「2・0TSI」エンジンを搭載。新開発の4輪駆動システムを採用した。

 安全装備では、同一車線内全車速運転支援システム「トラベルアシスト」を全車標準装備とした。

 価格は407万9千~684万9千円(消費税込み)。ティグアンRの納車は今年後半を予定する。