日産自動車は、インフィニティブランドの2022年モデルの新型クーペSUV「QX55」の展示を北米のショールームで開始したと発表した。価格は4万6500ドル(約510万円)から。併せて、3列シートクロスオーバーの新型「QX60」も年内に発表する。事業構造改革「ニッサンネクスト」で12の新型車を投入する計画を掲げており、強みを持つSUVセグメントの商品力を強化する。

 QX55は米国とカナダのショールームで展示を開始。他の市場にも順次展開する予定で、3グレードを設定する。VC(可変圧縮比)ターボエンジンを搭載し、圧縮比をシームレスに変化させることでドライバーの要求に応じて燃費やパワーを向上させる。ワイヤレスアップルカープレイ対応やインテリジェント4WD(四輪駆動)なども標準装備する。

 QX60は昨年、デザインスタディモデル「QX60モノグラフ」を先行公開しており、年内にはQX60としてラインアップに加える。