コンチネンタル・オートモーティブは、3次元(3D)ナビゲーションシステムを「CES2021」で発表した。地図情報を提供するヒア、ライトフィールド技術を手掛けるレイアと協業し開発した。地図上の建物や地形を3D表示することで、ドライバーが直感的に運転できる仕様とした。

 CES2021のオンラインブースで示した導入イメージでは、インストルメントパネル全域を3Dデジタル化し、中央部から助手席部にナビシステムを配置した。レイアのライトフィールド技術を用いることで、3D対応メガネなどを使用せずに3Dマップの視覚化を実現した。より現実に近い形で街をディスプレーに表示し、ドライバーに進行情報を直接的に伝達できるようにした。

 ヒアのマップ技術を用いることで、世界75都市の3D地図を提供できる。今後は対象都市を拡充し、次世代マップ技術として提案を進めていく。