パイオニアは、13日に実施したCES2021のスポットライトセッションで、新製品となるディスプレーオーディオを北米向けに発売するほか、日本で展開していたサブウーファーを新たに北米に展開すると発表した。

 今回北米向けに新たに発売するディスプレーオーディオ「DMH-WC5700NEX」は、スマートフォンとの連携機能を充実させた。「アップルカープレイ」「アンドロイドオート」の音声コントロール機能に対応し、各種コンテンツの再生や地図アプリによるナビゲーションなどをワイヤレスで可能とした。

 サブウーファー「TS-WX010A」は「業界最小サイズ」(同社)を強みに北米に展開する。車両のスピーカーとコードでつなぐことで、低音域の再生を受け持ち、音質を向上させる。音楽や映画を見る際など車内でのエンターテインメント需要に対応する。

 他にも同社ブースでは、「未来の移動体験を創ります」をテーマにさまざまなソリューションを出展している。車両から蓄積したプローブデータとカメラからの映像データを融合した「モビリティビデオプラットフォーム」、ダイナミックマップ基盤(稲畑廣行社長、東京都中央区)と連携して取り組んでいる「3Dマップテクノロジー」を紹介している。