初代ソアラ

 イドム子会社のモトーレングランツ(羽鳥由宇介社長、千葉県市川市)は21日、契約期間3カ月間の月定額サービス「レッツトライ3」の契約者を対象に、抽選で旧車に乗れるキャンペーンを19日から始めたと発表した。主な顧客層の45~55歳へのアンケートで最も人気が高かったトヨタ自動車「ソアラ」初期型を試乗車に用意した。サブスクリプションサービスの契約者数の拡大に弾みをつけて、新規顧客の獲得と新車販売の増加につなげたい考えだ。

 キャンペーンの対象者は、レッツトライ3の新規契約者または既存契約者とする。ソアラを試乗車として用意する期間は、2021年2月1日から約1年間を予定している。車両の整備やレストアは、新明工業(佐々木和彦社長、愛知県豊田市)が手掛けた。

 川元潔専務は「普段乗る機会がまったくない思い出の名車に乗れる機会をメイン客層に提供することでサービスの価値を高め、新車販売につなげていきたい」と話す。利用者の反応を見ながらさまざまな銘柄の旧車の扱いも検討し、今後も継続していく計画だという。

 BMW、MINIの長期試乗サービスとして展開するレッツトライ3は、千葉県内の商業施設などに設置する3拠点またはLINE(ライン)などを通じて受け付けている。車両の受け渡しは店舗で行う。3カ月利用の料金は「BMW218dアクティブツアラー・スポーツ」の場合、月額3万6800円(消費税別)。