光岡自動車(光岡章夫社長、富山市)は7日、11月26日に先行予約を開始した新型SUV「バディ」の増産を決めたと発表した。想定を上回る受注が入っていることから、当初は年間150台としていた生産・出荷台数を300台に引き上げる。2021年末までに専用の生産ラインを用意して対応する。

 バディは、トヨタ自動車「RAV4」がベース車で、同社にとって初のSUV。予約受付開始後から予想を上回るペースで受注し、7日朝の時点で307台になっているという。すでに当初計画の生産・出荷台数計画では23年以降の納車となる状況となっていたことから、増産を決めた。

 21年中に工場を「セル生産方式」から「ライン生産方式」に変更し、22年以降は年間300台を生産・出荷できる体制を整える。納車がはじまる21年6月から同12月の納車台数50台は変更しない。