神田明神で初披露したライブワイヤーの日本モデル

 ハーレーダビットソンジャパンは3日、同社初の電動スポーツバイク「ライブワイヤー」の日本モデルを東京都内で初公開した。同日から予約受付を開始し、来年2~3月から納車する。立ち上がりは全国13店舗で取り扱い、電動バイク市場を開拓する。

 米国、欧州、オーストラリアに次ぐ導入で、アジアでは日本が初めて。取り扱い店舗は、ディーラースタッフの認定制度で最上級となる「マスターセールス」と「マスターテクニシャン」の両方が在籍している必要があり、今後順次拡大していく予定だ。

 予約開始に合わせて3~6日まで神田明神(東京都千代田区)で展示イベントを開催するほか、11日から取り扱い店舗で持ち回りの展示会を開催。来年1月11日まで1カ月間かけて全国のバイクユーザーなどに披露する。

 同社によるとライブワイヤーは、量販車としては世界初の電動スポーツバイク。最大トルク114ニュートンメートル、最高出力75キロワットの電動モーターを搭載し、約3秒で時速100キロメートルに到達する。運転するには大型自動二輪車免許(AT限定含む)が必要だが、道路車両運送法では排気量250cc未満の扱いとなり、車検は必要ない。

 車体中央に配置したリチウムイオンバッテリーは15.5キロワット時で、最大航続距離は市街地で235キロメートル、高速道路で152キロメートルを確保した。急速充電はチャデモ方式に対応し、およそ1時間でフル充電できる。取り扱い店舗には順次、急速充電器を設置していく計画だ。価格は349万3600円(消費税込み)。