PEC東京では環境保全にも力を入れる(完成予想図)

 ポルシェジャパン(ミヒャエル・キルシュ社長、東京都港区)は、日本独自のCSR(企業の社会的責任)活動「ポルシェ・ドリームトゥギャザー」を本格的に始めると発表した。小学生から高校生向けに「夢」を持つきっかけを提供していくほか、奨学金制度もスタートする。行政と連携した環境保全活動にも取り組み、企業イメージの向上に結び付けていく。

 同社として初めてのCSR活動。「夢を持つきっかけを提供する活動」「夢を叶えるサポートをする活動」「持続的な環境保護を行う活動」の3つを柱に、2021年からスタートする。

 夢を持つきっかけを提供する活動では、NPO法人カタリバと手を組み、小学生から高校生に向けた特別講演やワークショップによって夢を見つける機会を提供する。また、夢を叶えるサポートをする活動では、東京大学先端科学技術研究センターの「ROCKET(ロケット)プロジェクト」を通じ、ユニークな才能を持った若者に奨学金を支給する。

 持続的な環境保護を行う活動では、21年に開設予定のポルシェ・エクスペリエンスセンター(PEC)東京(千葉県木更津市)で環境配慮の取り組みを実施する。千葉県とは6月15日に「自然環境保全協定」を結んでおり、希少植物の保全活動などを行う。

 具体的な活動内容やスケジュールなどは今後検討し、同社の公式ウェブサイトに設けた専用ページで紹介する。キルシュ社長は「若者が夢を持ち、夢を追いかけ、そして夢を叶えることを、われわれは応援したい」としている。