スリム化したことで、バックカメラへの映り込みをなくす

 旭化成テクノプラスは、軽自動車用字光式ナンバープレートの新商品「ダイアモンドリング4.5K」を11月から順次発売する。厚さを従来品の9ミリメートルから4.5ミリメートルに薄型化したのが特徴で、スタイリッシュなデザインに仕上げた。スリム化したことでバックカメラへの映り込みをなくし安全性の確保にも寄与する。

 同社は2002年から国土交通省の許可を得て軽自動車用字光式ナンバープレートを発行している。新商品は生業であるプラスチック成形技術を生かして開発。各構成部品の薄肉化と強度確保を実現し、保安基準に適合させた。

 具体的には導光板を5ミリメートルから2ミリメートル、背面カバーを2ミリメートルから1.5ミリメートル、拡散板を2ミリメートルから1ミリメートルに薄肉化。同社が持つ高いプラスチック射出成形技術を生かし強度も確保した。薄肉化により重量も507グラムから275グラムに軽減している。

 同社の軽自動車用字光式ナンバープレートは、文字の輪郭が光るのがデザイン上の特徴だ。照明器具にはLEDを使用している。今回発売した新商品のほか、ハイグレートモデル「ダイアモンドリング スリムK」、スタンダードモデル「ダイアモンドリング ライトK」をラインアップする。 

 軽自動車用字光式ナンバープレートは登録車用と比べると認知度も低く発行枚数も少ない。このため、同社は軽自動車ユーザーの増加に合わせ、さまざまな機会を捉えて新商品を訴求していく考え。装着率を高めることで市場拡大につなげていく。