ロバート・ボッシュは、トラック用ディーゼルエンジン(DE)の熱効率を46%から50%に改善したと発表した。中国のエンジンメーカー、ウェイチャイパワーの大型車向けDEで実現した。最大噴射圧が2500バールで、電動パワートレインにも対応できるコモンレールシステムなどを採用した。

 2018年に2社で共同プロジェクトを開始し、約2年かけてDEの熱効率を4%改善した。新たに開発したDEシステムは、1800~2500バールの圧力レベルで使用が可能で、8気筒までのエンジンに対応する。システムの寿命は最大160万㌔㍍で、電気自動車などの電動パワートレインにも応用できる仕様とした。