23日に開催された米インディアナポリス500㍄レース(インディ500)の決勝で、佐藤琢磨選手(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)が2017年以来3年ぶり2度目の優勝を果たした。100年以上の歴史を誇るインディ500で佐藤選手は史上20人目の複数回優勝者。ホンダのエンジンとしても3年ぶり、通算13勝目の優勝となった。

 昨年の決勝戦では30万人を超える観衆が集まったが、今年は新型コロナウイルスの影響で開催が延期になった上、無観客でのレース開催となった。日本人最高順位となる予選3番手からスタートした佐藤選手は、順調なレース展開で終盤トップに浮上し、そのままチェッカーを受けた。

 エンジンを供給し佐藤選手と共に3年ぶりの栄冠を勝ち取ったホンダの八郷隆弘社長は「琢磨選手とチームおよび関係者の方々、そして琢磨選手を応援してくださっているファンの皆さまに心から感謝申し上げるとともに、この快挙達成の喜びを分かち合いたい」とコメントした。