トヨタ自動車は2日、3ドアスポーツハッチバックの新型「GRヤリス」の国内モデルに設定する3ラインアップを発表した。東京オートサロンで発表した高性能グレード「RZ」に加え、トランスミッションにCVTを採用して気軽に走りを楽しむ「RS」と競技ベース用「RC」を新設定し、9月頃に発売する。

 GRヤリスは世界ラリー選手権(WRC)のホモロゲーションモデルで、最高出力200㌔㍗、最大トルク370ニュートン㍍を発揮する1・6㍑の3気筒ターボエンジンにスポーツ4WDシステム「GR―FOUR」を採用する。1月に予約受付を開始した限定モデル「RZ/RZハイパフォーマンス ファーストエディション」は国内と欧州を合わせ約6千台の受注を獲得した。

 今回発表したRSはスポーティーな3ドアボディーはそのままに1・5㍑3気筒エンジンと前輪駆動を採用し、GRヤリスの走りをより気軽に楽しむモデルとして設定した。RCはRZと同様のエンジンと駆動形式を採用し、軽量化を果たした。価格はいずれも未発表。