ジャガー・ランドローバー・ジャパン(マグナス・ハンソン社長、東京都品川区)は24日、新型「ディフェンダー」の内外装とアクセサリーパックの仕様を試すことができる拡張現実(AR)アプリ「ディフェンダーAR」の提供を開始したと発表した。

 同社がユーザー向けにARアプリを提供するのは今回初めて。手持ちのタブレット端末やスマートフォンを使って、新型ディフェンダーに設定されているさまざまな内外装やアクセサリーパックなどを自由に組み合わせて確認できる。「ⅰOS」と「アンドロイド」に対応し、無料で利用できる。

 好みの内外装やアクセサリーの選択が完了すると、360度の様子をARで確認でき、各装備の機能説明も動画でチェックできる。好みの内外装や装備を装着させた車両の画像は、SNSやメールなどで共有できる。自宅の車庫に置いた際のサイズやイメージを確認することもできる。砂地な草地、雪道など悪路を走行するディフェンダーの動画も用意した。

 同社は、2017年にVR(仮想現実)とARを融合した「バーチャルシステム」を正規販売店に導入するなど、デジタル技術の活用を積極的に行ってきた。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続く中、「自宅にいながらでも新型ディフェンダーを楽しんでいただきたい」(同社)とARアプリの提供を決めた。