時に「あやしい」と疑いたくなるようなニュースがある。新聞紙上で言うのも何だが、あやふやな発信元や過剰な内容、商品のような記事などだ。かつて日本では情報の軽視と乱用による誤報から、大きな代償を払った。太平洋戦争後半に戦われた「台湾沖航空戦」(昭和19年10月)は戦後、“幻の大戦果”と呼ばれた。戦時中、大本営発表は国民向けに過大戦果を報告していたが、…