カーメイクアートプロ(丸山悦顕社長、堺市美原区)は、熱を加えることで傷を自己修復する世界初のカーコーティング剤「ファインラボ・ヒールシリーズ」を提案する。通常のセラミックコーティングと比べて10~40倍の膜厚を形成し、塗装が本来持つ艶を長く守ることが出来る新時代のカーコーティングとして訴求していく考えだ。

 同製品は、洗車などで避けられないコーティング表面の細かい傷を、ヒートガンなどを使って50度以上の熱を加えることで修復することができる。ラインアップは、一般的なコーティングの10倍以上の膜厚を作る2層構造の「ヒールライト」と、さらに強力な6層構造の皮膜を形成して美観性を際立たせる「ヒールプラス」の2種類。それぞれ5年、7年の持続性能を持つほか、強い耐紫外線性や耐薬品性も兼ね備えた高機能製品だ。

 丸山社長は「ディーラーの内製工場やカーコーティング施工店のお手伝いをしていきたい」と話す。同製品は2日間の技術トレーニングを受講することで認定代理店の資格を取得できる。プレミアムブランドや輸入車などハイエンドクラスのユーザーにより良いものを提案できるよう、商材と技術の両面でサポートしていきたい考えだ。